「産学連携1号投資事業有限責任組合」の第3号案件の出資について

国立大学法人徳島大学、株式会社阿波銀行、株式会社地域経済活性化支援機構(REVIC)及び一般社団法人大学支援機構の協力により、2020年4月に設立した「産学連携1号投資事業有限責任組合」(以下、「本ファンド」という。)は、2021年5月31日付で、株式会社Smart Laser & Plasma Systems(以下、「SL&PS」という。)に対する投資を実行しましたので、お知らせいたします。なお、本件は本ファンドの第3号投資案件となります。

株式会社Smart Laser & Plasma Systemsについて

 SL&PSは、最先端のレーザ・プラズマ技術を用い、製造プロセスにおいてリアルタイム・非接触で温度・濃度・元素等を計測する技術を保有する徳島大学発認定ベンチャー企業です。当社は、徳島大学でレーザ・プラズマ計測技術の研究を進めている出口祥啓教授(代表取締役CEO)が開発した技術の事業化を目指し2018年2月に設立した会社です。SL&PSでは、創業以来、国内外の研究機関や大手メーカーと研究開発を進め、CT-TDLASシステム(プロセス温度・濃度の2次元・3次元測定)やLIBSシステム(原料・製品の非接触、オンライン元素分析)を開発し、既に複数の納入実績を保有しています。中国・ヨーロッパにおけるグローバル協業体制も構築しており、今後国内外での販売拡大を目指します。同時に、当社保有のレーザ技術と数値流体力学、機械学習を組み合わせた次世代制御アルゴリズムを開発し、工場操業の自動化、遠隔運転の高度化といった、Afterコロナ社会にて加速するスマートファクトリー分野に貢献することを目指します。 

 

【出資案件の概要】

出資先名

株式会社Smart Laser & Plasma Systems

代表者名

出口 祥啓

所在地

徳島県徳島市南常三島町二丁目1番地

設立年月日

2018年2月26日

事業内容

・先端レーザ・プラズマ技術を用いた計測関連研究業務

・先端レーザ・プラズマ技術を用いた計測関連機器の設計、製造、販売

投資決定要旨

・先端レーザ・プラズマ技術を用いた製造プロセス上での自動計測

・同技術を発展させた次世代制御アルゴリズムの開発

・地域雇用の拡大

URL

http://slps.co.jp/

PageTop